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2006年09月 アーカイブ

2006年09月02日

富士吉田の金鳥居からスタート!

やってきました自転車と徒歩で富士山頂上を目指す富士登山企画当日です!

通常の富士登山の場合、登山道入り口である五合目まで車やバス等で登りそこから徒歩で頂上を目指します。
それはそれで過酷だし富士登山の満足感を十分感じられるとは思います。

しかし、「どうせ登るなら富士山の全てを味わってみたい!」との思いから今回の富士登山企画では、自転車で五合目を目指し、五合目からは徒歩で頂上を目指すという計画を立ててみました

そんなわけで、まずは富士急行富士吉田駅から河口湖口五合目までの様子をレポートします。

輪行中自宅のあるさいたま市から、埼京線→武蔵野線→中央線→富士急行を乗り継いで輪行します。

写真はガラガラですが都心部は結構混んでて大変でした・・・

電車内でこれからの燃料として、「アミノバイタル スーパースポーツ」を補給します。

富士吉田駅到着そうこうしているうちに富士急行富士吉田駅に到着♪

よく見るとトーマスが書いてあるカワイイ電車ですね(笑)

ちなみに、富士急行ですが、中央線からの乗り換え時間が非常に少ない場合があるので注意が必要です。
事前に全行程の切符を購入していれば問題ありませんが、精算したり富士急行の切符を購入していると時間が足りなくてすごーく慌てることになります(T T)

できれば乗車した駅で全ての切符を手配しておきたいところですね〜

富士吉田駅前富士吉田金鳥居

駅に到着したら早速自転車を組み立てて出発!

富士吉田駅を出発してすぐの所に、本日の気持ち的スタート地点である金鳥居があります。
天気がよければ鳥居の向こうに富士山が見えそうなんですが、今日はあいにくの曇りなので残念〜

金鳥居から富士スバルラインへ

今日は富士スバルラインを使って富士山の五合目を目指します。

金鳥居から富士吉田市街を登って富士スバルラインへ直行しても良いのですが、富士山といえば浅間神社なわけで、ここは寄り道して行かねばなりませんね。

富士吉田市街今日は8月26日。

毎年この日は富士山のお山じまいと浅間神社の秋祭りである「吉田の火祭り」が開催されています。

町はその準備で忙しそう〜

浅間神社鳥居浅間神社社殿浅間神社の小川

浅間神社で、これからの登山の無事を静かにお願いしようかと思ったのですが、境内にはなにやらにぎやかな一団が・・・

なんと、山梨放送が吉田の火祭り特番の撮影中ということで、あれよあれよという間にひとことコメントコーナーに出場することに(笑)

富士急ハイランド浅間神社をあとにして、国道139号を富士スバルライン方面へ向かいます。

富士急ハイランドのFUJIYAMAが見えてきたら、富士スバルラインまではもうちょっと♪

富士スバルライン入り口程なく富士スバルラインに到着〜

ここからは緩やかだけどずーと登りになります。

富士スバルラインを一合目へ

富士スバルラインは、平均斜度5%程度と割と緩やかですが、約30kmに渡るその行程全てが登り坂という微妙にツライルートです。

この入り口を見たら頂上までは登りしかないんだと覚悟を決める必要がありますね(笑)

まっすぐ登るシルバンズ料金所手前

こんな感じで、じわ〜とまっすぐに上る坂が続いていきます。
これが予想以上にツライもので、途中に出てくる斜度8%くらいの坂で早くも燃え尽きそうになります(笑)

富士スバルライン料金所入り口から4.5km程進むと富士スバルラインの料金所に到着です。

富士登山シーズンだと料金所手前は結構渋滞してたりして、今日も20台ほどの車が並んでいました。

料金所の先で、いきなりハードな登りが登場〜
ここから、剣丸尾駐車場までは、全体の中でも斜度が厳しい区間となります。

剣丸尾駐車場入り口から7.5km、料金所から3.2km走ったところで剣丸尾駐車場に到着〜

いやー、かなり燃え尽きました(笑)

剣丸尾駐車場の設備はトイレだけで、自販機や食糧の補給は出来ません。

トイレに水道があるのですが、これがかなり臭いのと雨水なため飲用不可となっているので水分の補給にはちょっと難有りですね〜

スバルライン道標緩やかな登り道沿いの石垣

剣丸尾駐車場から先は、斜度が少し緩やかに♪

スバルライン沿いには、所々に写真のような道標が打ってあり、そこにこれから登る斜面の斜度が書いてあります。
3%とか書いてあると正直ホットしますね(笑)

とか考えながら、ゆったりと登っていくと「一合目」の看板が見えてきます。

富士山1合目スバルラインに入ってから9.5km。

全体が30kmですから1/3走ったところで一合目とはどういう事かと思いますが、とにかく1合目らしいです。

一合目の標高は1,405m、自転車で目指す五合目は2,305mですから、あと900m登るということですね〜

ちなみに、本日スタートした富士吉田駅の標高は800mですから、、一合目の時点で標高的にも40%程のぼってしまったことになります。

ん〜、この○合目っていう表示、いったい何なんでしょうね(笑)

一合目から大沢駐車場へ

凄く遠かった一合目に比べて、二合目までは割とあっという間。

この辺りの斜面は緩やかなので、スバルライン沿いに続く樹海や道の周囲の景色を眺めながら進んでいきます。

樹海の森スバルラインの風景苔生した壁

富士山二合目富士山二合目に到着〜

標高1590m
スバルライン入り口からの走行距離12.9km

今日は富士吉田をスタートした時点からあまり天気が良くなかったのですが、ここに来て急速に天気が悪化してきました(T T)
どうやら、雲の中に入ってしまったようですねぇ

自転車で雲の中まで届くのはそれはそれで楽しいのですが、ここまで曇ると前が見えなくて大変です〜

霧の二合目樹海台駐車場見晴台からの景色

二合目から1kmちょっと走ったところに、樹海台の駐車場があります。
晴れてれば展望が良さそうな場所なのですが、今回は残念ながら霧しか見えませんでした(笑)

樹海台の駐車場にはトイレが設備されていますが、剣丸尾駐車場同様水分や食糧の補給は出来ないので注意が必要です。

富士山三合目富士山三合目〜

標高1786m
スバルライン入り口からの走行距離17.1km

だんだん、霧が雨に変わってきました〜(T T)
山の天気は変わりやすいといいますが、ふと気が付けばかなり雨が降ってきて、アレレって感じです。

下りの防寒用をかねてウインドブレーカーを持ってきていたので、それを着て先に進みます。

ホタルブクロ謎の花五合目まであと10km

季節的な問題なのか、三合目を過ぎた辺りから標高が低いときには見られなかった花があちこちに見られるようになりました。

左は「ホタルブクロ」なんですが、中央の派手な花は何でしょうね〜

と、言っていると五合目まであと10kmとの看板を発見!?
(入り口から約18km)

霧が深いGPS

ん〜、ますます霧が濃くなってきましたよ。

こうなると常に霧雨が降っているような感じで、周囲の景色もほとんど見えず楽しくないです〜

と、ふとGPSを見ると標高2006m。
いつの間にか2000mを越えていました!!

大沢駐車場深い霧の中、富士山の西面を走り、大きなカーブを過ぎたら大沢駐車場に到着♪

標高2020m
スバルライン入り口からの走行距離21.5km

実は、持ってきた補給食を食べ尽くしてしまいハンガーノック寸前だった僕・・・

富士スバルラインを登る際は、この大沢駐車場まで水分や食糧の補給が出来ないのでそれなりの準備が必要だとよく分かりました(笑)

大沢駐車場看板山菜うどん景色説明

お腹が空きすぎてもう踏めそうにないので、ここで食糧を補給しましょう♪
店内には「富士山で最も安い店」との張り紙があるのですが、写真の山菜うどんが500円と既にかなりインフレ気味です(笑)

天気が良ければ写真右のような南アルプスの山々が見えるそうなのですが、今日はあいにくの天候のため霧しか見えません(T T)

そんなことを言いながら売店の方と話していると、「ここは静岡側だけど、これから先五合目に向かって山梨側に向かえば天気が良くなると思うよ」とのこと。

そんなに天気って違うものなんですか?と思いましたが・・・

大沢駐車場から富士山五合目まで

大沢駐車場を出発し、1kmも走らない内に富士山四合目に到着♪

○合目表示でいうところの80%を走り終えたことになりますね〜
距離的にはあと6kmくらいでしょうか?

富士山四合目富士山四合目にやってきました!

標高2045m
スバルライン入り口からの走行距離22km

溶岩石道端の花だんだん晴れてきた

四合目を過ぎた辺りから周囲の景色はだんだんと緑が減ってきます。

代わりに溶岩石むき出しの風景が、富士山がかつて大噴火をしたことを思い出させます。

晴れた!奥庭まであと少しというところで、富士スバルラインは山梨県に入ります。

すると、この天気!

あっという間に青空ですよ!!

富士山西面から北面へ走ってきただけで、この天気の変化はスゴイですね〜。
改めて富士山の大きさを感じます。

奥庭駐車場好天に気分よく走っていると、奥庭駐車場に到着。

標高2240m
スバルライン入り口からの走行距離約26km

五合目まで残すところあと2kmちょっと!

奥庭駐車場からちょっと入ったところに、売店と「奥庭自然公園」という場所があるようなのですが、先も長いことだし今回はパス(笑)

富士の稜線1富士の稜線2富士の稜線3

天候さえよければ、富士スバルラインは、富士山の稜線を眺めながら走る気持ちいい道に返信です♪

青い空と白い雲、木々の緑、そこにそびえ立つ富士山の雄大な姿は、ただ「凄いなぁ」という思いですね〜

御庭入口御庭入口の売店は閉店中でした。

開いてるところを見たことがないんですが、ここって普段はやってるんでしょうか?

富士山に登れるシーズンは1年の中でも夏の間のわずかな期間だけです。

このため富士山に登りたい人はこの期間に集中し、夏休みの休日ともなれば五合目駐車場に入りきれない車が渋滞するんですよね〜

富士山駐車場渋滞中まだまだ渋滞中

というわけで、五合目の手前1kmくらいのところから渋滞中です・・・

五合目駐車場に入りきれない車が、道路脇の臨時駐車場に止まっているんですが、ここから登山道入り口まで歩くと考えるとちょっとアレですねぇ

五合目までもうすぐ!僕は自転車ですから、渋滞を抜いて五合目に向かいます(笑)

二つほどトンネルを抜けて最後の坂を登り終えると、正面に富士山五合目が見えてきます!

富士山五合目に到着ついに到着♪

富士吉田駅をスタートしてから、4時間、走行距離34km、標高差1500mを乗り越えてついに到着です!

それにしても、河口湖口の五合目はスゴイ人ですね〜。
観光バスが次々に入ってきて、その人達を案内する放送がガンガン流れてました。

五合目の道標前で雲海をバックに富士山を見上げて

せっかく登ったのであちこち記念撮影♪

ここから先、頂上までを一緒に登る仲間が車で登ってくるまでのんびり風景を眺めながら待ちましょう〜

既にひと仕事終えた感がありますが、今日はこれから宿泊地である山小屋「東洋館」まで登らねばなりません。
無事に登り切れるかドキドキの富士登山(徒歩編)はこちら〜

富士スバルラインマップ

富士スバルラインを自転車で登る際のツーリングマップを作ってみました。

富士山を自転車で登る際の目安としてお役立て下さいな〜

富士スバルラインマップ

自転車で富士登山【事前調査編】

どうせ富士山に登るなら、5合目まで自転車で登ってあの後徒歩で頂上を目指せば、富士山全制覇だ!

と、思いついたまではいいのですが、正直この組み合わせがどれくらい大変なのかさっぱり分かりません・・・

そこで富士登山&頂上は本番のお楽しみとして、とりあえず富士スバルラインを自転車で登ってみたのでその時の様子をレポートしておこうと思います。

富士スバルラインを自転車でゆく!

前日、早く寝過ぎてしまったため今日の目覚めは朝5時30分。
ちょうど良いので熱射病対策をかねて朝早くに出発することにしました。

今日は富士スバルラインを使って五合目まで登ります。

ここまでは、じわっとした登りで富士スバルライン入り口からいよいよ本格的な登りになります。

富士スバルラインは、河口湖から富士山五合目まで続く距離約30km、標高差1,450mの有料道路です。

他の山道等と違い急カーブや急勾配等が少ないのが特徴です。

ゲートにて料金を払っていよいよ富士スバルラインに突入です。

料金は320円。
車は2,300円なのでの7分の1位の値段で登れます(笑)

料金所でお金を払っていると先に入ったロードの方がすごい勢いで坂を上っていきました。

なんでも、ロードの人たちは五合目まで1時間くらいで登るそうです。
平均時速で25〜30kmと平地の僕より早いわけではっきりと性能の差を見せつけられましたが、気にしても仕方ないのでマイペースで進むことにしましょう♪

途中、正面に富士山が見えるまっすぐな登りを進んでいきますが、これが予想以上にツライ・・・
やはり山はつづら折れの方が精神的に楽ですね〜

剣丸尾駐車場(標高:1294m)にて1回目の休憩。

後で分かることですが、実はまだ一合目にもたどり着いてません・・・

実は今回登る前にはほとんど事前調査をしなかったため、休憩所の場所はおろか距離・標高差まで全く知りませんでした・・・。

おかげで、先ほどの休憩の時だいぶ登ったつもりになっており「あと1回くらい休めばいけるかな〜」などと余裕をかましてしまい、あとで衝撃を受けることに。。。

なんとやっと一合目!

前方に大きな看板が見えてきました。

「お、もしかしてそろそろ三合目とか♪」と、思いましたが・・・
なにぃ!一合目(1405m)だと!!

衝撃的な事実ですが受け入れなければなりません(笑)
自分的にはかなり登ったつもりでしたが、なんとまだ一合目!?

ここからスタートって感じ・・・

ほどなく二合目(1596m)に到着。

一合目から二合目は結構近いのであっという間です。
一体どういう基準で分けてるんでしょうか?

二合目を過ぎたところにある樹海台駐車場にて2回目の休憩をとりましたが、すでに写真を撮り忘れるくらいの疲れ具合(T T)

やはり、一合目までの登りでだいぶん消耗していたようです。
最初から分かっていればショックも少ないので本番は大丈夫だろう(笑)

富士山の景色の変化を楽しんでみる

自転車で登る富士登山では、かなりの標高差を登っていくことになります。

このため周囲の景色がだんだんと変わっていく様子を同時の楽しむことができ、余裕があればゆっくりと観察したいところです。

ところどころ溶岩石が見えていて、ここかかつて激しく噴火した火山であったことを思い出させます。

時々、山野に見られる植物の「ホタルブクロ」などがきれいに咲いていたりもします。

ホタルブクロは6〜8月に咲く花なので夏の富士登山の時期にはちょうど見頃といった感じです。

だんだんと登るにつれて木が減ってきて、火山岩の山肌が露わになってきました。

標高が上がると共に環境が厳しくなっているということでしょうか?

富士山五合目まであと少し〜

標高2000mをちょっと過ぎた辺りで四合目の看板が見えてきます。
残すところ標高差で250m程度となって自転車的目的とまであと少しですが、ここら辺から急激に気温が下がってきました。

っていうか、あまりにも寒くて休憩とかしてられません・・・
とても平地と同じ夏とは思えない寒さに準備不足の自分を呪います(笑)

本番の時はちゃんとウインドブレーカー持ってこよう!

五合目直前の奥庭駐車場。

登ったのは8月初旬の土日ですが、車はこの辺りまで並んでしまっておりやはり河口湖口は混雑しているなぁと。

多くの人がこの辺りに車を止めて1km程歩いて五合目に向かっているようです。

というわけで、何とかゴール♪

一応無事に登り来ることができました〜

下見をしたおかげでだいたいの感じがつかめました。

僕の足だと富士吉田の駅から金鳥居経由で登りはじめた場合、3〜4時間くらいは見ておいた方が良さそうですね〜。

あとは寒さ対策。
本文にも書いたとおり富士山五合目までくると平地とは別世界なくらい寒いので、そこら辺の対策は必要です。

頂上を目指す場合は、いずれにしても防寒対策は必須なのでそこら辺の準備を抜かりなくやって置かねば・・・

というわけで、次回はいよいよ本番です。
無事に頂上までたどり着けるか・・・?

2006年09月03日

1日目 富士登山開始!

自転車で富士吉田から富士山五合目まで登り切り、既に燃え尽きた感もありますが(笑)、富士登山はこれからが本番です。

今回の富士登山では、「せっかくだから御来光を堪能したい!」ということで途中の山小屋で1泊するプランです。
そんなわけで、今日は河口湖口登山道を登り、宿泊地である「東洋館」まで登ります。

東洋館は八合目のちょっと手前(標高2936m)にあり、スタート地点である五合目の標高は約2300mなので、標高差は約700m、距離にして4.2kmの道のりを登るってことですね〜

では、はりきっていきましょう♪

富士登山開始!

登山前富士山を望むやってきました「富士山五合目」です。

あまりにもデカイ富士山を見上げて、「これからあれに登るのか・・・」と一人感慨にふける。

富士登山像食堂の前には、はりきって登っちゃうよ的な銅像がありました(笑)

この先は7合目付近まで売店等がないため水分や錫杖(杖みたいなヤツ)を準備して出発です!

富士登山道入口16:45
いよいよ富士山登山道に入ります。

ちょうど日帰りの人が下ってくる時間なのか、下山客もたくさんいますね〜

登山道入り口に入ると、1kmほど緩い下り坂が続いています。

富士山に登るという高揚感&はやる気持ちでどんどん進んでいきたくなりますが、ここで張り切りすぎると標高になれていない体に負担がかかり後々高山病になりやすくなるらしいので、グッとこらえてのんびり進んでいきます。

富士山登山道1霧に煙る吉田口分岐

富士山五合目は割といい天気だったのですが、登山道にはいるとこんな濃霧・・・
山の天気は変わりやすいといいますが、この後もめまぐるしく天気が変わります。

最初の下り坂をほぼ下り終えた辺りで、吉田口登山道と合流します。

泉ヶ滝登山道の片隅にひっそり流れる「泉ヶ滝」

ほとんどの人が素通りしますが、ココ結構重要な見所です(笑)

●泉ヶ滝とは?
富士山はこれまで何度かの噴火を繰り返してできた山です。(参考:富士山の歴史
最初の噴火の時にできた小御岳火山は、現在そのほとんどが富士山の中に隠れてしまっていますが、ここ泉ヶ滝近辺でのみ小御岳火山の頂部と思われる安山岩の姿を見ることが出来ます。

これがかつての富士山の頂上部かと思うと感慨深いものがありますね〜

また、斜面がキツイ富士山では降った雨が地下水にはならず、そのまま流れてしまいます。
このため、標高2000m以上の地点ではこういった湧き水は珍しいということです。

富士山の緑富士山登山道の様子馬糞

霧のため見晴らしはよくありませんが、まだ緑の多いこの辺りではそれがかえって幻想的だったりします。
緑が多いとなんだかハイキング気分で気持ちいいしね〜

が、あまり周囲の風景に見とれていると道の真ん中に馬糞が落ちてたりするので注意が必要です(笑)

富士山六合目に到着

幅広で歩きやすく緩やかな斜面を、「だんだん周囲の緑が減ってきたなぁ」と思いつつ歩いていると程なく六合目に到着です

六合目到着17:20
標高2390mの六合目に到着〜

八合目手前までの行程で六合目なら、もうすぐじゃん?と思いたくなりますが、標高差的には1/8位しか登ってないので注意が必要です(笑)

六合目には「富士山安全指導センター」があり、係員の方が富士登山のパンフレットを配布しています。
簡単なルートマップが書いてあるので貰っておくと後々目安になります。

富士山安全指導センター天気予報六合目便所

安全指導センター前には富士山の天気予報があるのですが、「曇りか霧のち雨か雷雨」・・・
要するに晴れ以外の全部って事ですね(笑)

トイレは仮設タイプが4基。
紙もちゃんとあったみたいです。

穴小屋六合目から5分ほど歩いたところに、河口湖口登山道一番最初の山小屋である「穴小屋」があります。

今年は既に営業を終えてしまった様子ですね〜

穴小屋を過ぎたところに下山専用道との分岐点があり、そこから先は砂崩れ防止用と思われる防護柵によって整備されたジグザグ道を登っていきます。

途中、階段の踏み上げが妙に高いところがあり体力を奪われますが、全体的には道幅も広く平らに整備されている歩きやすい道のりです。

6合目過ぎの登山道山小屋が見えてきた下界の様子

ジグザグ道きながら頂上の方を眺めると、登山道の先に山小屋が続いているのが分かります。
河口湖口は山小屋の数が多いのが売りだとは聞いていましたが、ホントにたくさんあってビックリですね〜

1日目 七合目からは山小屋巡り?

六合目から七合目は標高差300m、距離1.5kmの道のりです。
平らなジグザグ道を延々と登るため結構退屈っていうか、それはそれで大変な感じでしたね〜

ちなみに、ここ花小屋までは五合目から馬に乗って登ることの出来るそうですよ♪

花小屋(7合目)18:30
標高2700mの花小屋(七合目)に到着〜

先ほどまでの整備された道とは一変し、花小屋から先は急な岩場になります。
ゴツゴツした岩を手で掴みながら登ることになるので、ここから先は軍手が必須です

岩場の登り花小屋から先は、いきなりこんな岩場に!?

この岩場、斜面が急なだけに一気に標高を稼いでしまうので嬉しい反面、自分のペースを乱してしまいそうで油断できません

このあたりから、河口湖口の本領発揮です(笑)
もー、これでもかっていうくらい次々に山小屋があります。

山小屋にはベンチがあったりして休む場所には事欠かずありがたい限りです♪

七合目日の出館18:40
10分も歩かない内に次の山小屋「日の出館」に到着

登山開始から2時間。
周囲がだいぶん暗くなってきました〜

日が出ている間は半袖と薄いズボンで平気だったのですが、日が沈むと共に急に寒くなってきました。
昼間と夜では温度差がかなりあるので、防寒対策は万全にしていった方が良いですね

山小屋売店価格日没後

富士山の山小屋は、全てがインフレ価格です(笑)

下界ではとうてい考えられない価格、しかも標高が上がるたびに値段が上がっていきますのでご利用は計画的にって感じですw

トモエ館そして、5分くらいで「トモエ館」

この辺りで周囲はかなり真っ暗に〜
暗闇を照らすものは山小屋の明かりしかないので、こうなると足下もよく見えません(怖)

当然足下を照らさないと登るのもままならないためヘッドライトを装着!

鎌岩館10分ほど歩いて鎌岩館

富士一館また10分ほどで「富士一館」

これだけ山小屋が続いていると退屈しませんが、なんかこう雰囲気的には微妙な感じです・・・

いやもう、山小屋ありすぎ(笑)
河口湖口はもっとも人気がある登山口ということで、これだけの山小屋があっても需要があるんでしょうね〜

とか考えながら溶岩に覆われた岩の道を登っていくと、前方に赤い鳥居が見えてきます。

鳥居発見本七合目鳥居荘鳥居荘

赤い鳥居が目印の「鳥居荘」に到着〜

とても気になるのですが、この鳥居荘、正式には「本七合目鳥居荘」って言うんですよ・・・

いや、「本」って何ですか?
それじゃこれまでの七合目は一体・・・?(謎)

宿泊 富士山山小屋「東洋館」

東洋館19:30
本日の宿泊地「東洋館」(標高:2936m)に到着〜

標高差:700m
距離:4.2km

を登り切って1日目の行程を無事終了です!

富士山の山小屋は結構容赦なくて、仮にベッドがいっぱい場合、少々の悪天候くらいでは中に入れてくれないんだそうです。

登ったはいいけど山小屋が満室ではシャレにならないので、今回は事前にネットで予約を入れていきました。
(ちなみにネット予約だと素敵な絵はがきが貰えますw)

東洋館内部東洋館食事東洋館ベッド

今回泊まった「東洋館」は数年前にリフォーム済みということで中は取ってもキレイ♪
真新しい木の香りがとっても良い感じです。

また、通常、山小屋の食事といえばカレーライスが定番なのですが、ここ東洋館ではハンバーグ定食とちょっぴり豪華気分を味わえます(笑)
標高が高いのでご飯の味にはあまり期待していなかったのですが、これまたご飯が美味しくてサプライズ(笑)

寝床も噂に聞いていた「頭と足を互い違いに寝る」スタイルではなくて、狭いながらもみんな同じ方向に寝るスタイルでこれまた一安心。

いやーもう、良い意味で期待裏切られすぎ!
今日は疲れたし、ささっと寝ちゃうよ♪

と、思ったところで落とし穴・・・

う〜る〜さ〜い〜!!

東洋館は、ツアー等の団体客が多いのですがこれが動き出すとおちおち寝てもいられません・・・
一人や二人なら動く音も気になりませんが、4,50人いっぺんに動かれたら堪ったもんじゃありません(T T)

まぁ、富士山の山小屋で寝ようと思うのが間違いか・・・
とか考えつつ、寝たか寝てないか分からないまま2日目へ。

2日目 富士山で御来光を見よう!

寝たか寝てないかよく分からないまどろみの中目覚める・・・

予定では12時半ぐらいには山小屋を出発し、頂上で御来光を迎える行程です。

が、外からは「ザー」という嫌な予感が・・・
外は雨。。。それもかなり降っています(T T)

一応簡単な雨具は用意してきたものの、こんな雨の中で富士山を登ろうものならびしょ濡れでイヤーな感じになるのは必至です。

ここは、もうちょっと雨が収まるまで待ちましょうか♪

霧の中登り始める動き出したのは結局、4:30頃

まだ霧深いものの雨はひとまず収まったようなので富士山登頂に向けて出発です!

雨はやんだものの、濃霧というか雲のまっただ中(T T)
普通に歩いているだけで、霧が水滴となり体を濡らすため雨具を装着して進みます。

足場は昨日に引き続き、急な岩場となっているので足を滑られないように注意が必要です。

海抜3000mだんだん夜が明ける太子館まであと少し

東洋館」を出発して10分くらい歩くと暗闇の中に、なにやら看板が・・・

「ここは海抜3000m」!!
ついに来ました3000m、大台を突破して感動ひとしお♪

と、感慨にふけっていると空がだんだんと明るくなってきました。
もうすぐ御来光?

河口湖口から登った場合はほぼどこからでも御来光が見えると聞いていたのですが、本当に大丈夫か?

太子館に到着5:05八合目「太子館」に到着〜

標高は3100m
いつの間にか結構登ってますね〜

ちなみに、この「太子館」という名前は、聖徳太子が馬に乗り富士山に登ったと言う伝説に由来しているそうですよ♪

八合目太子館山小屋の朝食富士山八合目救護所

歩き始めて30分ほどですが、急速にお腹が空いてきました(笑)
お腹が空きすぎると「ハンガーノック」という状態になり動けなくなってしまうため、早め早めの燃料補給が重要です。

というわけで、太子館の前で朝食。
朝食は東洋館でいただいたおにぎり。鮭とたくあん付きで結構旨かった♪

太子館横には八合目救護所がありますが、ここから先頂上まで救護所がないので体調を整えて進みたいところです。

火山岩を登山太子館での朝食&休憩を終え再び出発。

道のりは引き続き岩の道ですが、周囲はかなり明るくなってきました。

ここから先は「胸突き八丁」といわれ、富士山で最もツライ登りになるそうですが焦らずのんびり行きましょう♪

さて、ここでちょっとした疑問が?

今日の日の出って4:45くらいのはずなんですよね〜
今は既に5時をまわっているわけで、ふと気が付けば周囲も結構明るいです。

もしかして、御来光もう終わっちゃったのかな?

御来光1御来光2御来光3

と、寂しく思っていたその直後、正面の雲間から・・・

何かが・・・、どんどん明るくなってきます!

御来光キター

おおぅ!太陽だ!!
厚い雲の下に隠れていた太陽が、まさに今昇ってきました〜

地平線からの御来光ではないけれど、厚い雲の下から昇ってきた太陽は周囲の景色をあっという間に一変させてしまいました!

これはスゴイ!
無理して夜間に登った疲れが一発で吹っ飛ぶほどキレイです〜

富士山の山肌日の出と雲海吉田大沢

さっきまで、あんなに霧でどんよりとしていた景色が一変、こんなに爽やかな風景に(笑)

2日目 八合目?本八合目?

ところで、太子館から先の登山道の右手には赤くて平らな斜面が広がっています。
ここはかつて下山路として利用されていた「吉田大沢」なのですが、現在は落石の危険があるということで立ち入り禁止となっています。

下山路で砂走りを利用できないのは非常に辛くて帰りには結構酷い目に・・・

蓬莱館5:30 八合目「蓬莱館」に到着

標高は3150m

標高、3000mを突破して少したつとだんだんと高山病的な感触が現れてきました・・・

少々頭が痛いくらいなので特に問題はありませんが、これ以上悪化すると困るので高山病対策として以下の点を重視しながら進みます。

  • 呼吸は意識して大きくする(深呼吸)
  • 水分はこまめにキッチリ摂る

蓬莱館から日の出蓬莱亀岩大龍神雲海

蓬莱館からの御来光の眺めは、これまたすばらしいものがあり、しばし眺めてしまいました。

蓬莱館を出発してすぐの所に「蓬莱亀岩大龍神」という真新しい石碑があったのですが、詳しいことは分からないというか考えている余裕が無くなってきました(笑)

吉田大沢と雲海写真で見るとよく分かりますが、この晴れ間は上下の雲の間にちょうど太陽が昇ってきたために見られたようです。

このタイミングで登れたのはある意味ツイテルよなぁ

蓬莱館から先、登山道は砂礫のなだらかなスロープ状の道に変わります。

歩きやすいけれども高度が稼げないというジレンマがありますが、考えてみればここから先はゆっくり登るべきであり、こっちの方が良さそうですね〜

砂礫の道緩やかなスロープ

蓬莱館を出発し、20分ほど砂礫の道を登るともうすぐ次の山小屋「白雲荘」です。

白雲荘6:12「白雲荘」に到着

ホントは富士五湖を望む展望らしいのですが、あいにく雲海しか見えません。

元祖室6:23「白雲荘」から10分ほど登って「元祖室」に到着

「元祖室」には、富士講行者の食行身禄(じきぎょうみろく)という行者(江戸時代)を祭る烏帽子岩神社が隣接しています。
詳しいことはさっぱり分かりませんが、とりあえず覗いてみましょう(笑)

鳥烏帽子岩神社鳥居鳥烏帽子岩神社道標

烏帽子岩神社
ほとんどの人は素通りですね〜

富士山ホテル手前がんばれ!富士山ホテル階段

元祖室から富士山ホテルに向かう途中に石垣には「ガンバレ」とのメッセージ♪
極限状態で、こういった心遣いは非常に嬉しいですね

よーし、頑張っちゃうぞ!

2日目 富士山登頂!

元祖室から20分ほど歩いたところにある「富士山ホテル
「太子館」で八合目に入ってからかなり登ってきましたから、もうこの辺で九合目じゃないの?

我々の仲間、誰もがそう信じていました・・・

富士山ホテル6:55 「富士山ホテル」到着

入り口の看板には、そんな僕たちの心を「ボキリ」とへし折るひとことが・・・

「標高3400m 本八合 富士山ホテル」

ほ、本八合!?
じゃ、今までの八合ってなんなの〜?

なんて紛らわしい・・・

富士山ホテル鯉のぼり焼き印

富士山ホテルは「ホテル」なんて名前ですが、ごく普通に山小屋です(笑)

しかし、その規模はこれまでの山小屋の比ではなく三棟に渡る巨大な山小屋群を形成しています。

ちなみに、帰ってから分かったのですが、富士山ホテルでは300円で荷物を預かってくれるんだそうです。
夜間登山の場合、余計な荷物を山ほど持っているので、ここで荷物を預けて身軽に頂上を目指すのもありかもしれませんね〜

トモエ館富士山ホテルのすぐ裏手にある「トモエ館」

ここで須走口登山道と合流しています。

トモエ館の隣には江戸屋という山小屋もあり、富士山ホテル&トモエ館&江戸屋で巨大な山小屋群となっています。

富士山頂上までは、残す山小屋は御来光館のみとなるので水分等に不足があれば補給して置いた方が良いかもしれませんね〜

浅間大社境内の碑江戸屋御来光館を目指す赤い岩の道案内看板

江戸屋の前に「これより浅間大社境内」という碑があるのを確認。
いよいよ頂上エリアに突入か?と思いつつ最後の山小屋となる「御来光館」を目指します。

この辺りは、砂地や砕けた赤い岩がゴロゴロする道で、空気が薄くなっていることと相まって体力を消耗します。

御来光館7:35 御来光館に到着〜

最後の山小屋とのことなのですが、まだ九合目にも達してないんですよねぇ

ここから山頂までは1時間以上かかりますので補給とトイレは確実に済ませていきたいところです。

天気が良ければ、このあたりから前方の山肌に九合目「迎久須志神社」の鳥居と、頂上に立つ山小屋群を見ることができます。

「あれが頂上」と分かっていて登れば気持ち的にも楽なのですが、何しろ何度も「本●合」に裏切られているのでイマイチ自信がありません(笑)
(このとき、頂上が九合目ではないかと思ってましたw)

お馴染み膨らんだ袋迎久須志神社の鳥居

御来光館を過ぎたところに見える白い鳥居は頂上ではありません(笑)

迎久須志神社8:15 九合目「迎久須志神社」に到着!

先の白い鳥居はこの神社の入り口です・・・

迎久須志神社が九合目とのことなのですが、この近辺には「九合目」であることを示すものは何もありません(T T)
このため、僕たちは本来の頂上を九合目と思いこみ先に進んでしまいました

迎久須志神社鳥居のお金迎久須志神社の祠迎久須志神社の岩室

迎久須志神社の鳥居には、誰が始めたのかたくさんの硬貨が差し込まれています。

鳥居を通り過ぎると目の前に小さな祠があるのですが、中には岩しか無くて「これが神社?」という感じ。

頂上に向けて!迎久須志神社を過ぎると、頂上まではあと30分ほどです。

頂上に至る道のりは、富士登山の最後を飾るにふさわしく急斜面に続く岩の階段を登るかなりキツイ道のりです。

この辺りに来ると個々人の体力差によるペースの差がよりいっそう激しくなります。
ペースが遅い人や休憩する人はちょっと脇に逸れるなど気遣いが必要です。

僕ははやる気持ちを抑えられずについ調子に乗りすぎてしまったのですが、これが失敗(涙)
あとで、高山病が悪化する一因となります。

最後の最後に体調が悪化しては意味がないので、あくまでゆっくり確実に進んだ方が良さそうです。

頂上まであと少し浅間神社鳥居頂上手前階段

階段状に続く急な斜面を登り終えると、白い鳥居が段々と近づいてきます♪

もしかして・・・、狛犬いるし・・・

鳥居御橋と呼ばれるこの部分を登り切ると・・・
あ、頂上だ!!

富士山頂上8:50 富士山山頂に到着♪

富士山頂上浅間大社奥宮の碑がお出迎え〜

いやー、登り切りました♪標高3720m
(富士山の本当の山頂は3776m。それはこれからお鉢巡りにて登りますw)

山頂付近には4軒ほどの山小屋が並んでいて、記念撮影をする人・登頂の喜びにふける人・さっそく一杯やる人等で結構混雑しています。

今回は、天候不順で時間をずらしての登頂となりましたが、御来光の時間に登頂した場合はもっと大変なことになっているそうです。
登り途中に渋滞もなく景色もいい中登れたので、この行程は結構良かったのではないかと思います。

浅間大社狛犬浅間大社社殿内頂上山小屋群

せっかく頂上までたどり着いたので、久須志神社を覗いていきましょう。

錫杖を持っていると登頂記念に刻印を入れてくれるみたいです(300円)

山小屋終了山小屋にて休憩富士山頂上ラーメン

頂上にたどり着き一安心したところで、急速にお腹が空きました(笑)
高いと分かっていても記念に食べたくなってしまう。

それが頂上ラーメン(笑)

どう見てもサッ●ロ一番なんですが、頂上で食べれば800円のインフレ価格・・・
それでもなぜか大満足してしまうところが富士山の奥深いところw

2006年09月04日

富士山お鉢巡りツアー♪

河口湖口から登ること数時間、久須志神社の鳥居を抜けて

やったー、頂上だ!

と、記念写真を撮ったり頂上ラーメンを食べたり感動もひとしおですが、ここで油断してはいけません(笑)

一見頂上に見えるこの場所の標高は「3720m」
お気づきと思いますが、確か富士山の標高は3776mだったはず・・・

そうです。
実はここ、本当の頂上ではないんです!

富士山の山頂には、直径約600mにも及ぶ火口がありその周囲をグルッと歩くことができます。
これを「お鉢巡り」といい、頂上だと思って油断した我々を迎え撃つ全長約3kmのオプションコースになっています(笑)

先に書いた「富士山の本当の頂上」は、剣が峰といって、お鉢巡りをするコースの途中にあります。
(ちなみに、河口湖口から登ると最も遠いところにありますw)

せっかく登ったのに、本当の頂上を拝まずに下るわけには行かないので、お鉢巡りツアースタート♪

富士山頂の霧火口の文字富士山の岩

9:15 お鉢巡りスタート

富士山の火口とか見えると良いなぁ〜、と張り切って出てきたものの、この霧(T T)
はっきりいって、歩きのもおぼつかないくらい何も見えません・・・

通常、お鉢巡りというと時計回りに廻るんだそうですが、今回は何となく反時計回りに進んでいきますw

途中、久須志岳の手前に石でたくさんの文字が作られてる場所があったのですが、霧でほとんど見えませんでした・・・

地獄っぽい?霧が凄くてよく分からないのですが、たぶん久須志岳の山頂辺りではないかと。

緑は一切無くて、霧と溶岩石の風景はどこか不気味であの世っぽい感じがしますね〜

途中で晴れてこないかなぁと思って出発したのですが、一向に晴れる気配がありません。

この辺りには、釈迦の割石・金明水・小内院といった見所があるらしいのですが、一切見ることなく通過・・・(T T)

日本最高峰「剣が峰」に到着

剣が峰への登り富士山測候所富士山三角点

10:15 剣が峰到着

深い霧の中、じわーと登った先に、富士山測候所がありました。
実はここが標高3776m、日本で最も高い場所、富士山の山頂・剣が峰です。

富士山測候所の脇には、富士山頂上を示す三角点や、日本最高峰富士山剣が峰の碑、電子基準点などがあるので、一通り眺めたりします。

日本最高峰富士山剣が峰日本最高峰富士山剣が峰の碑

ついに日本で最も高い場所にやってきました!

天気が良ければバックに火口が見えるはず?

剣が峰の山頂には富士山測候所があり、その脇には展望台があります。

以前登ったときには、ここから感動的な雲海の景色を眺めることができたのですが・・・

富士山測候所展望台展望台からの眺め電子基準点

だめだこりゃ・・・
何となく予測はしていましたが、天候不良のため、何にも見えません(T T)

登っている途中の天気が良かっただけに非常に残念ですが、これもまた富士山ということで♪

馬の背奥宮手前のお地蔵様富士宮口トイレ

お鉢巡りの最難所といえば、「馬の背」と呼ばれる剣が峰に至る登り坂です。
滑りやすい砂礫の急斜面で非常に歩きにくい場所なのですが、今回は反時計回りなのでこの坂を下ることになりました。

下りは楽かと思ったりもしたのですが、これはこれでキツイのでどっちが良いのかは微妙なところです(笑)

浅間大社奥宮

浅間大社奥宮10:40 浅間大社奥宮
富士宮口から登った際に頂上になる場所です。

富士吉田の浅間神社からスタートして、やっとここまで来ましたよ〜

浅間大社本殿浅間大社の中富士山頂郵便局

浅間大社奥宮の脇には「富士山頂郵便局」があり、ここから登山記念の郵便を送ることができます。
富士登山記念に、友人や家族、自分宛に何か送りたいところなのでさっそく向かいますが・・・

「毎年7月10日から8月20日まで開設しています」

うわ!
今日は8月27日ですから、既に営業を終えたあとでした。。。

御殿場口頂上10:45 御殿場口頂上

浅間大社からちょっと下ると御殿場口の頂上がこぢんまりと見えてきます。

割とにぎやかな他の登山口に比べると非常に静かな場所です。

御殿場口頂上には、銀明水という霊水が湧き出ています。
こんな砂礫の土地、しかも山頂に湧き水が湧いているというのはとっても神秘的で、これぞまさに「霊水」という感じです。

銀明水富士山山頂電話交換所東安河原

銀明水を過ぎて少し登ると、「東安河原」と呼ばれる景色が開けたところに出ます。

ここにはNTTの電話交換所があるのですが、作業員の方がなにやら解体中でした。

赤い岩溶岩石

ここから先、成就岳・伊豆岳・大日岳という小さめのピークを3つほど越えていくとスタートした河口湖口頂上「久須志神社」に到着です。

大日岳頂上11:05 大日岳山頂

山頂に立つ鳥居には鈴がいっぱい縛り付けてありました。

ちなみに、天気が良ければここから久須志神社方面を見渡すことができるそうです。

須走口下山道11:10 須走口下山道

お鉢巡りをグルッと回って元の場所に戻ってきました。

帰りはこの須走口下山道を下ります。

お鉢巡り終了♪

いやー、お疲れさまでした!
富士山を「登る」という意味では全ての行程を終了です♪

そうなれば、これまで我慢に我慢を重ねてきた「アレ」ですね。

ビール購入ビールゲット乾杯

そうです。富士登山を祝して「乾杯」です!

「みんなお疲れ〜」
苦労の末に富士山頂で飲むビールは格別なはず・・・?

あれ・・・
いや、これはちょっと・・・

正直に言っちゃうと、「まずい!!」
なんというか、これビールとは別の何かですよ〜

富士山頂は気圧が低いため中に封入された炭酸ガスがスゴイ勢いで抜けてしまいます。
そうなると、のどごしは最悪、飲もうとしてもなかなかノドを通り抜けていきません。

おまけに、飲み会の席で放置され味は気が抜けてしまったビールのような味(笑)

富士山頂でビールは飲むもんじゃないなぁと思いましたが、これはこれで良い思い出かもしれませんね♪

2006年09月06日

下山編 最初は快調に♪

富士山登頂、そしてお鉢巡りを終え、ビールも飲んだのでそろそろ下山したいと思います。

「登るのは大変だけど、下るのはラクチンでしょ〜」
と、根拠のない期待を持っていたのですが、この後バッチリ裏切られることになります(笑)

特に今回登った「河口湖口登山道」は、下りで砂走りが利用できないためホント辛いです(T T)

余談ですが、始めて富士山に登って「もう2度と来たくない」と思う方の多くは河口湖口から登った方なんだそうです。
理由は明らかで、登頂して大満足の後に辛い下りが出てきてビックリし、それが最後の記憶になってしまうからではないかと・・・

河口湖口登山道の下りはそれくらい辛いわけです。。。

下山道入り口11:30 下山開始〜

幅広の下山道を下っていきます。

最初のうちは、幅も広いし下りだしと調子に乗って歩いていくのですが・・・

下山道はかなり斜面が急なため、考え無しにどんどん下ると膝へのダメージが半端ではありません・・・
10分も歩かない内に、膝やつま先が痛くなり一歩進むのもままならないくらいになってしまう人もいます。

僕もご多分に漏れず張り切りすぎて膝が痛くて仕方ありません(T T)

下山道の風景八合目山小屋富士山ブルドーザー

河口湖口は登山道と下山道が分かれているのですが、登山道のにぎやかさに比べて下山道にはホントになーんにもありません。

途中、登山道のエスケープルートとして登山道と繋がっているところと、8合目の富士山ホテル、須走下山道との分岐意外は山小屋はおろかトイレもないのでかなりの覚悟が必要です。

ブルドーザー下山道を下っていると上からスゴイ音が!

何かと思って振り返るとブルドーザーが下っていきました。

大きさ的にはかなり道幅いっぱいなのですが華麗なターンで曲がりながら下りていきます。

下山時は分岐路に注意!

河口湖口&須走口を下山する際には、注意しなければならないことがあります。
実はここまでの下山道は二つの登山道共通の下山道で、それぞれの入り口に下るために途中で分岐しているところがあるんです。

この分岐を間違えると全然違うところに下ってしまい、仲間とはぐれてしまったりタクシーでの移動で1万円くらいかかったりするので大変です・・・

この分岐は、下山道途中の二つ目の山小屋「江戸屋」のところで分かれており、オレンジと黄色の看板で案内が出ているので注意して下りましょう。

須走口下山道分岐乾杯河口湖口と須走口

分岐点である「江戸屋」でトイレ休憩。
実はこの先2kmに渡ってトイレがないんですよ〜

また、5合目まで山小屋もないので、水分や食料に不安がある場合はある程度補給した方が良いかもしれません。

ちなみに、中央の写真のビールは頂上で買ったものを持ってきたものですが、コイツのおかげでこの後大変な目にあいます。

高山病・・・悪化しました(T T)
高山病で頭が痛いところへアルコールなんて飲んだものだから、もー、頭イタイ痛い!

ちょっと下れば直るかなぁと油断していたのですが、結局下山するまで治らず非常に辛かったです。
高山病かな?って思ったらアルコールは控えた方が良さそうです(笑)

晴れてきた下ったら雲の下に出たのか晴れてきました♪

いろいろ辛いことも多いのですが晴れたときの景色には心が癒されます。

雲が迫ってきた晴れたら素敵もう一枚晴れ

下山道はホント何もないので単調なジグザグ道を黙々と下ることになります。

この時点で分岐してから1時間ほど経っているのですが特に書くことがありません(笑)

緊急避難所13:25 緊急避難所

山小屋がないためでしょうか、途中に1カ所だけ緊急避難所がありました。

といっても、中には何もないので雨風をしのげる場所といった感じですね。

下山編 富士山の天気に翻弄される

山の天気は変わりやすいといいますが、下っていく途中雲の中にいるか切れ間にいるかで天気が目まぐるしく変わります。

晴れたと思えば雨、降ったと思えば晴れみたいな(笑)

霧が出てきた14:00 霧が出てきました〜

標高が下がるに従って眼下に見えた雲の中に入ったようです。

こうなってしまうとホント辛いです。
足は痛いし、景色は見えないし、霧で体は濡れるし・・・

でも、下らないと帰れないのでもう必至(笑)

富士山公衆トイレ14:10 富士山公衆トイレ

ジグザグの登山道終盤に久しぶりのトイレがありました。

公衆トイレを過ぎて3回ほど曲がると、ジグザグの道は終了します。
ここから先は、まっすぐな道をダラダラ下る感じになります。

ちなみに、「下山道も終盤かな」という気がするんですが、あと2km以上あるので油断はできません。

馬下山道の途中には馬が待機しており、ここから五合目まで馬に乗って下ることができます。

1万円くらいかかるのですが、この先もキツイ下りが続くのでそれもありカモしれません。

七合目付近を過ぎると周囲に緑が増えてきます。

緑の中の下山道登山道と合流合流の看板

やっとの事で六合目

六合目14:50 六合目に到着

6合目にある「富士山安全指導センター」まで下ってきました。

もうヘトヘト・・・

今日の天気は「曇りか霧」
登り時よりはねらいが定まった模様(笑)

富士山の天気予報幻想的な風景まだ霧が

それにしても、頭が痛いです・・・
もうかなり下ってきたはずなのに、高山病による頭痛がさっぱり治りません。

あまりにも痛いので友達が持っていたバファリンを飲んだのですが、これが結構効きました。
高山病対策に良いかもしれない(笑)

蹄の跡馬

六合目を過ぎ、森の中を下っていくといよいよ下山道も終盤です。

見覚えのある風景に、「いやー、やっと終わった」と油断していると、最後の最後に登りになるので最後まで気を抜けません(笑)

最後の登り富士山下山道最後の登り〜

泉ヶ滝から五合目にかけては緩やかな登りになっています。

5合目に到着15:25 五合目に到着♪

やっと下山完了です!
下り終えたらまた天気が良かったのでちょっとツイテル♪

河口湖口五合目馬待機中富士山カレー

いやー、終わってみれば長かったような短かったような富士登山でしたが無事に終了できました♪

途中、雨が降ったり、高山病になりかけたり、膝を痛めたりといろいろ辛いこともありましたが、終わってみればやっぱり楽しかった!

特にいろいろな場面で見た景色はすばらしく、富士山に登らなければきっと見ることができないものばかり・・・
それだけでも、苦労して登る甲斐があるっていうものです。

このレポートを作りながら振り返って、また行きたくなっちゃいました(笑)

河口湖口登山道ルートマップ

河口湖口登山道から富士登山する際の詳細なルートマップを作ってみました。
いちお、実際に登山した際のGPSデータに基づいて作成したのでかなり正確だと思います。

これ一枚あると富士登山中にもいろいろ気が楽だと思いますので、登山当日に是非ご活用下さいな♪

河口湖口登山道コース地図

2006年09月12日

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