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2008年08月 アーカイブ

2008年08月27日

須走口から登っちゃうよ♪

一昨年は「河口湖口登山道」、去年は「富士宮口登山道」からの富士登山にチャレンジしました。

登山ルートについて」にも書いたとおり、主に富士山には4つの登山ルートあるのでせっかく登るなら今まで登ったことがないルートが良いよなぁ〜、ということで2008年にセレクトしたのは須走口登山道。

須走口登山道は富士山の東面を登る登山道で、スタート地点となる五合目の標高は2000m(標高差1776m)、頂上までの距離は約7.3km(実測)、と4つの登山道の中では中くらいの難易度のルート。

富士登山ツアー等で設定されることが多い河口湖口や距離が短いことから利用者の多い富士宮口に比べて、利用者も比較的少なく落ち着いて登れることから密かに人気のコースだったりもします。

そんな須走口からのぼった様子を詳細にレポートしたいと思います♪

須走口までのアクセスは?

須走口五合目までは、マイカーで登る以外はJR御殿場駅もしくは小田急線新松田駅から路線バスを利用することになります。

この登山バス、お盆の混雑期以外は便数が少ないためかなり混雑します。
普通の路線バスなので座りきれない場合はもちろん立つことになり、御殿場からの場合1時間くらい立って行かねばならないので電車から降りたら我先にバス停の順番を確保するのがよいかと思われます(笑)

今回もバスは満車・・・
かなりの数の方が立っていて、登山前からお疲れさまです、と思わずにはいられません(汗)

JR御殿場駅バス停 富士登山バス 須走口五合目バス停

12:03
そんなこんなで、須走口五合目に到着〜

車窓からチェックしたところでは、五合目から2kmくらい下までマイカーの駐車列が続いており(駐車場に入りきれないため路駐している)、車で来るのもそれはそれで大変だなぁと思ったり思わなかったり・・・

ちなみに例年は五合目まで自転車で登ったりするのですが、今回は諸事情でパスして秋ぐらいに改めて登ってみようと思っています。

五合目の山小屋で昼食を♪

五合目に着いたらはりきってスタートしたいところですが、いきなり登り始めてはいけません。高所に体を慣らすためにここでゆっくりするのが高山病を予防するポイントなのです♪

そこで時間的にもランチのタイミングなので、五合目の山小屋で昼食を食べていくことにしましょう。

須走口五合目入口須走口五合目の入口

標高2000mということで、天気の悪い今日は雲の中なのか全面に霧がかっています

五合目には「菊屋」、「東富士山荘」という2軒の山小屋が営業しています。

それぞれ飲み物や食事の値段は同じくらいなので、どちらを選んでも良かったのですが、何となく手前にある菊屋に入りました。

五合目山小屋 菊屋のメニュー 菊屋 中華丼

食事は、麺類・丼物が中心で概ね8〜900円くらい。
飲み物は下界の2倍くらいの値段でした。

今回は、中華丼:900円を食べてみましたが、ま。。。インスタント中華丼くらいのレベルで(笑)

山小屋の食事は微妙に量が少なかったりするので、この後山小屋の食事が少ないことと合わせて、食いしん坊な方は自分なりに食事を用意していくことをお奨めします。(今回僕は、コンビニおにぎりを2個持参してます)

後で調べたら、東富士山荘のキノコうどんが名物だったみたいで、しまった・・・、と。

それと、五合目のトイレ事情。
今回食事した菊屋は、山小屋利用者に限り無料のトイレが使えます。それ以外の人は有料(200円)のトイレを使うことになりますが、この後六合目まで結構距離があるので、悩みどころ。

須走口登山道スタート!12:45
お腹も満たされたのでそろそろ出発したいと思います!

東富士山荘の前には富士山五合目 標高2000mと書かれた石碑が建っています。

2008年08月29日

五合目から新六合目まで

今回もこれまでと同様、昼頃五合目を出発し、山小屋にて仮眠を取った後、夜中に再出発&頂上でご来光、という日程で登ります。

とりあえず1日目のゴールとして八合目(標高3350m)の下江戸屋を予約済み。
距離5km強&標高差1350mと、頂上までの行程の内の70%強を1日目に消化する予定となっています。

日没は6時過ぎのハズなので余裕があるとは思うのですが、時間的に若干不安な面も有りつつの出発です〜

毒キノコ注意登山道入口からすぐの場所にあった「毒きのこにご注意!」の看板。

実際、登山道沿いには時々キノコが生えていて、食べられるのかどうかは?だったり。

綺麗に整備された緩やかな石段を200m程登っていくと、階段の向こうに白い鳥居と小さな祠が見えてきます。

12:58
この祠が古御獄神社。詳細は不明ですが、これからの富士登山の安全をお願いして行きましょう。

階段 古御獄神社 樹林帯の中を進む

古御獄神社から先が本格的な登山道になります。

須走口登山道の最大の特徴といわれるのがここから6合目までの部分で、他の登山道では見られない樹林帯の中を歩くことになります。

霧がかっていて青空は見えませんが、霧と樹林帯の風景は帰って幻想的でもあります♪

須走口登山道の案内看板しかし・・・
斜面は結構急だったりして最初からかなりキツイ登りが続きます。

道端に立っていた案内看板には「限界をコエロ〜」と書かれており、早くもバテバテな雰囲気ですよ(笑)

緑のトンネルの中を鳥の声や高山植物を堪能しながら進みます。
道は火山岩がゴロゴロした感じで、滑らないものの歩きやすいとは言えない感じ〜

岩場の道を登っていく 謎のキノコ 小石で平坦なルート

ふと、道端を見ると落ち葉の間からキノコが生えています。
椎茸みたいな形状ですが、食べたらヤバイ予感(笑)

ホタルブクロこの付近は植物の種類も豊富で、そっち系に明るければもっと楽しめそうです。

写真は「ホタルブクロ」

しばらく進むと周囲の木々はだんだんと背が低くなってきます。
標高差ではまだ150m程しか登っていないのですが、この変化は面白いですね〜

木々が無くなり富士山的な開けた景色に 白い鳥居 オノエイタドリ

詳細不明の白い鳥居や登山道沿いにたくさん咲き誇っている「オノエイタドリ」を満喫しながら登っていくと、いつの間にか周囲の木々もなくなり「富士山的」な風景に変わってきます。

頂上を望む展望台ですが・・・樹林帯の途中には所々に脇道があり、そこを入っていくとこんな感じの見晴台があります。

方角的には天気さえ良ければ富士山の姿が一望できそうなのですが、今日はあいにくの天気で何も見えず・・・

周囲に木々が減ってきたなぁ思っていると「6合目まであと10分」との看板を発見。
すでに1時間ちょっと歩いているのですが、やっと六合目か・・・

2008年08月30日

新六合目 長田山荘の次は・・・

14:17(気温14℃)
五合目を出発してから92分。やっとの事で新六合目 長田山荘(標高2400m)に到着。

な、長かった・・・(笑)

これまで登った二つのルートでは、六合目までは足慣らし的な雰囲気で斜面もきつくなくて時間的にも30分くらいな感じだったのですが、さすがに須走口はひと味違う。

距離2km、標高差400m、所要時間92分と、初っぱなからハードな道のりでしたよ〜

新六合目 長田山荘に到着しました 長田山荘の中の様子

新六合目 長田山荘の標高は2400m
衝撃的なことに、この標高は富士宮口五合目と同じ標高であり、登り口を変えるだけで今までの1時間半が短縮されるのかと思うと様々な意味で考え込んでしまいます(笑)

もっとも、だからこそ他の登山道ではあまり見られない樹林帯歩きが堪能できるのですが。。。

長田山荘は、トイレ200円、山小屋での休憩は500円、ペットボトルの水は400円といった物価感でした

新六合目を出発 森の間の谷を登っていきましょう 続いて岩場登り

新六合目 長田山荘から先は、再び灌木の間に谷のように削られた道を登っていきます。
時々、大きな岩を登る場面もありますが、比較的歩きやすいルート。

ユリの花が咲いていました登山道沿いにはユリの花がきれいに咲いていました。

標高が高くなるとこういった花も見られなくなるので今の内に堪能しておきましょう♪

徐々に斜面がキツクなり、比較的真っ直ぐだった道がつづら折れるようになってきたらもうすぐ本六合目 瀬戸館に到着となります。

本六合目 瀬戸館、霧の中を登る

15:02(気温14℃)
新六合目 長田山荘を出発してから32分ほどで本六合目 瀬戸館(標高2700m)に到着しました。

五合目から新六号目までが約90分、新六号目から本六合目までが約30分ですからずいぶん近く感じます。とはいえ、この後は概ね3〜50分間隔で山小屋があるので一番最初が一番キツイってことですね。

「新」とか「本」とか「元祖」とかで、同じ合目が沢山あるのは富士山ではお馴染みなのですが、そもそも須走口は山小屋の数自体が少ないのだから、こんなややこしいことする必要ないのに。

本六合目 瀬戸館に到着 瀬戸館には大量のお菓子が売っていました

五合目からの距離2.9km、所要時間2時間20分といった感じ。

さすがにくたびれ感が漂っていますが、この時点で既に本日の行程の半分以上を消化済みなのです。そう考えると須走口ってそれほどキツクないようにも思えます(笑)

長田山荘は、トイレ200円、食事(定食・丼物等)は1000円くらい、ペットボトルの水は400円といった物価感で、面白かったのはスナック菓子が300円で大量に売られていたことでしょうか。

雨の日にはリュックカバーが便利この付近では雨は降っていないものの霧がだいぶん濃くなってきました。

恐らく雲の中を通過しているのだと思うのですが、こういう状況だと雨でなくても荷物や体が濡れてしまいます。

そこで体には雨具、リュックにはザックカバーを装着。こういう時のためにもリュックはザックカバー付きを選んでおくと便利です。

10分ほど休憩したら先に進みます。
というのも今日は夏だってのに寒いんですよ・・・。じっとしていると体が冷えてしまうのでおちおち休憩もできません(T T)

本六合目を出発〜 木々が少なくなり岩場登りになります 賽の河原的に石を積んであるのを発見

本六合目 瀬戸館より先では灌木はほとんど見られなくなり、荒涼とした富士山らしい風景が広がってきます。

天気がいい日なら、西側に富士山を望むことができるはずなのですが、今日は完全に霧に覆われていて全く展望が得られませんでした。

潰れた山小屋の残骸を発見 小さな鳥居と十六夜塔

途中、廃業した山小屋と思われる残骸や十六夜塔が建つ小さな祠を見ながら登っていくと、徐々に道は岩場となり険しい感じになります。

じょじょに太陽が見えてきた! 太陽が出ると一気に視界が開けて・・・ 青空も見てきましたよ

それにしても、今日は展望が悪い。はっきり言って足下しか見えない。
天気だけは仕方ないこととはいえ、こういう感じだとやはり気が滅入ります。

あ〜、ガッカリ〜、と思いながら重い足を引きずっていたときでした!

雲の向こう側に太陽が見えてきたと思ったら・・・
あっという間に霧が晴れて抜けるような青空!!どうやら雲を抜けたようです。

雲の上の空の青さは格別です一気に晴れたこの風景はホント感動的♪

周囲を歩いていた人たちも歓声を上げてたりして、みんな一気に元気になりましたよ〜

いや〜、太陽ってスゴイ!

さっきまで霧の中で寒くてガタガタ震えてたのに、霧が晴れたら一気に気温が上がっちゃう感じ。おまけに気分まで晴れやかになちゃうのだから不思議なものです。

山肌が見えてきた 山肌2枚目 青空と富士山

嬉しかったので青空の写真を撮りまくり♪

しかし写真ではあの感動はほんの一部しか伝わらないなぁ。
是非、登って体験して欲しい!

富士山から雲海を眺める

登山ルートは少々急な斜面をつづら折れを繰り返しながら登っていきますが、路面は比較的綺麗に整備されているので歩きやすいです。

頂上が見えてきたかも? 七合目 大陽館が見えてきました〜

七合目 大陽館、頂上を眺めながら登る

16:08
本六合目 瀬戸館を出発してから約1時間ほどで、七合目 太陽館(標高2920m)に到着です。

五合目からの距離4.0km、所要時間3時間23分。
たった4kmの道のりに3時間以上掛かるとは・・・、と思ったりもしますが、富士登山的には標準的なペースと思われます。

七合目 太陽館に到着大陽館は、宿泊時の食事が良いことで知られる山小屋で、ハンバーグや焼き魚の定食に御飯&豚汁がお代わり自由という大盤振る舞いらしいです。

富士山の山小屋では量的にも微妙なカレーが一般的なので、このアドバンテージは大きいのですが、1日目に登る距離としてはちょっと短めになってしまうのが難点です。

大陽館は、トイレ200円、名物の豚汁が735円、ペットボトルの水は400円といった物価感。

太陽館のドリンク・食事の値段 富士山七合目から下の方を眺めてみる 太陽館の様子。名物は豚汁

冷えた体に温かい豚汁・・・、あ〜、ヨダレが出そうなほど食べたい(笑)
確かに多くの人たちが豚汁を堪能していたので非常にうらやましかったのですが、時間的に微妙なのとやはりちょっと高いので断腸の思いで食べずに出発。

ゆっくり登ろう富士登山の看板ゆっくり登ろう富士登山

漫画太郎的なタッチの絵で富士登山の神髄に迫っています(笑)

20分ほど休憩して、次の山小屋となる本七合目 見晴館を目指します。

大陽館から先は天気が良くなったこともあり、上を見れば富士山頂、下を見ればこれまで登ってきた登山道と雲海という絶景の連続の中を進みます。

やっぱり苦労して登るからにはこうでなくっちゃ!

太陽館を出発! 雲海 下山道と登山道兼用

大陽館を出てすぐのルートは下山道と兼用となっていて、少々路面が緩くズルズル滑ってしまうため少々歩きにくいです。

落石注意の看板がありましたしばらく進むと再び下山道と分岐し岩の多い道をグイグイ登っていきます。

ふと見ると路肩には落石注意の看板もあったり〜

青空に飛行機雲空を見上げたら、青空に1本の飛行機雲♪

こんな青い空地上じゃなかなか見られませんよね〜

雲海に浮かぶ影富士さらに雲海にくっきりと浮かぶ影富士まで!

晴れてきたおかげで富士登山の絶景が次々に我々に襲いかかってきます(笑)

オノエイタドリの花が咲いています 本七合目 見晴館が見えてきました 見晴館まであと5分の看板

そんなアレコレを堪能しながら足取りも軽く(ウソ)登っていくと、「見晴館まであと5分」との看板を発見しほっと一息。

本七合目 見晴館、1日目も終盤です

つづら折れをえっちらおっちら登っていくと、山肌に建つ石垣が見えてきます。
もうすぐ、本七合目 見晴館〜

本七合目 見晴館が見えてきました 登山者数計測装置 見晴館の入口には白い鳥居がありました

見晴館の入口には、環境省が設置した登山者数計測装置がありましたが、一旦どんな統計に使ってるんでしょうね〜。とか考えながら、白い鳥居をくぐると見晴館(標高3140m)に到着♪

17:14(気温9℃)
七合目 大陽館を出てから約50分、五合目からの距離4.8km、所要時間4時間29分。

本七合目 見晴館の様子 見晴館のドリンク・食事の価格一覧

水やジュースなどの値段は、これまでより50円高くなりましたが、食事はちょっと値下がりしているような気がするのですが・・・。時間配分的な需要と供給の関係によるのでしょうか?

それと、ここから先はトイレの値段が何故か100円と安くなります。
富士山では登れば登るほど物価が高くなるのに何故でしょうね〜?

翌日、ご来光を目指すことと、1日目の登山のバランスから考えると、この辺りに宿泊するのが良いようにも思えるのですが、見晴館は収容人数が120名と少な目なため直前予約では確保できず次の下江戸屋まで登ることになってしまいました。

見晴館を出発! ちょっと上から見下ろしてみる

さて、須走口富士登山1日目も残すところ後わずかとなってきました!
なので休憩もほどほどに最後の登りへと出発したいと思います。

つづら折れしながらどんどん登ります 晴れてきて青空〜♪ 滑りやすい路面を真っ直ぐに登っていきます

これまで同様、急斜面にへばりつくように続くつづら折れを登っていきます。

周囲には遮る物は何もなく淡々とした風景が続いていき、長丁場の登りに体が悲鳴を上げています。

下山道と兼用の処は滑りやすい路面です途中、下山道と合流している部分は、またしても滑りやすい路面で最後の最後まで油断はできません!

八合目 下江戸屋に到着しました17:46
本七合目 見晴館を出てから約30分、五合目からの距離5.3km、所要時間5時間4分、というところで、本日のゴールとなる下江戸屋(標高3270m)に到着です〜

いや〜、標高2000mからのスタートで3270mまで登ったということは1270mを征服したということです。須走口の山頂は標高3720mですから標高差では74%を征服しちゃったことになります。

この調子なら明日はラクチンな予感!?
と、ボンヤリと考えつつ下江戸屋へ入りました。

須走口の江戸屋ってどうなの?

須走口登山道の中でも規模が大きいことから利用する人も多いように思われる江戸屋。もうちょっと標高が高いところにある胸突江戸屋とは姉妹店ということで内容は似たりよったりな予感がします。

そこで中の様子や泊まってみた感想を書いておこうと思います。

下江戸屋の外観江戸屋の外観

意外に小さくて250名もの人間が泊まれるようには見えません(汗)

この感想は事実で、夜中目覚めた人たちが口々に「頭が痛い」といってました。おそらく人を詰め込みすぎて軽い酸欠状態だったのではないかと思うのですが、山小屋に泊まって高山病が悪化したのでは本末転倒ではないかと・・・

山小屋の中の様子玄関ホール兼食事場所

ホール内には皇太子殿下が泊まったという看板も掲げられていますが、建物は結構古くお世辞にも綺麗とは言い難いです。

寝床は2人で1枚の布団くらいの狭さ寝床・・・

概ね一枚の布団に2人で寝る体制です。

体の小さな人ならギリギリ横になれる幅ですが、隣がおっさんとかだとかなり窮屈

しかも、掛け布団は3〜4人で1枚を共有しつつ複数枚を重ねがけという無理のある形式になっていて、これが想像以上に不便!誰か一人が起きると周りの2〜3人の布団が大きく動いてしまうので、おちおち寝てられないし、周囲に気を遣うとトイレに起きるのも躊躇われます。

おまけにですね〜
2段ベッド構造になっている下の段の天井が低すぎて起きあがると頭がぶつかります。
上段には比較的余裕があり頭の上に荷物を掛けることもできるのですが、下段にはそれもなく足下の通路に荷物を置く形となります。夜中、トイレに起きた人がいちいちこれに躓いて音を立てるのでうるさくて堪らない。

これまで3ヶ所の山小屋に泊まりましたが寝心地としては過去最低だなぁ。

夕食はカレーライス夕食はお馴染みカレーライス。

そこそこに美味しいのですが、男性はもちろん足りないので何らかの食料を持参した方がいいと思います。

富士山の山小屋で快適に過ごせると思う方が間違っているとは思いますが、やはりこれはあんまりではないかと。。。

あ、そうそう、江戸屋では宿泊者でもトイレを使うたびに100円かかります。
夜中に何度もトイレに行くとそれだけで結構な出費になるのですが、ベッドの下段は底冷えしてトイレに行きたくなるので、これは一種の罠なのではないかと思ったり思わなかったり(笑)

僕はそれほどデリケートな方ではないのですが、今年も一睡もできませんでした・・・
(でも、隣の見知らぬおじさんは気持ちよさそうに轟音をたてながら寝てましたがw)

夜間登山へGo!

須走口から富士登山2日目です。

山小屋 江戸屋の寝心地が悪くてサッパリ眠れなかったので、人が引けた後少し寝て、ご来光は八合目で見ても良いかなって思ったりもしたのですが、空を見上げたら曇り空で少々微妙だったのでやはり頂上でのご来光を目指すことにしました。

このまま寝て明け方起きて雨だったら心折れるだろうな。。。と(笑)

2:09
ご来光を目指して起きた人々が出発して静かになった江戸屋を密かに出発します。

さすがに須走口は登山者が少ないらしく、渋滞どころか登山道にもあまり人影が見えません。

富士登山2日目。江戸屋を出発 下側を眺めてみると、通過してきた山小屋の灯りが見えました

本八合目 胸突江戸屋までの道のりは基本的に下山道と兼用になっていて、細かい砂利が浮いている路面のため滑りやすく歩きづらい〜

と、思っていたら八合目 下江戸屋を出てすぐの所を右に折れれば登山道に行けたみたいです。暗くて全く気が付きませんでした(汗)

夜の須走り口真っ暗 御来光を目指す時間ですがこちらは空いてますね 胸突江戸屋の入口には白い鳥居がありました

周りを歩く人も少ないので、自分のヘッドライトと先に見える山小屋の明かりを頼りに歩いていくと暗闇に白い鳥居が浮かび上がり本八合目 胸突江戸屋に到着となります。

胸突江戸屋から先は大渋滞!

本八合目 胸突江戸屋2:30(気温9℃)
八合目 下江戸屋を出てから約20分、五合目からの距離5.7km(八合目から0.4km)と、比較的あっという間に次の山小屋である「本八合目 胸突江戸屋(標高3370m)」に到着しました〜

本八合目には、胸突江戸屋の他にトモエ館という山小屋があるのですが、そちらの方に行ってビックリ!

もの凄い数の人が続々と登ってきます!?

じつはここ本八合目では、山梨県側の登山道である「河口湖口登山道」から登ってくる人たちと合流になるのですが、あちらの登山道はツアー等で大人気なのでご来光を目指してスゴイ数の人が登っていたのです。

噂には聞いていたのですがここまでとは〜

2:35
おちおちしてると登れなくなりそうなのでサクッと出発しましょう。

江戸屋の裏で河口湖口登山道と合流しています 河口湖から来る人はもの凄い数で渋滞中〜

去年登った富士宮口の渋滞もたいがい凄かったですが、今回の比ではありません。

何しろ人人人・・・
おまけにツアーの方々は比較的ゆっくりとしたペースで固まって歩いてたりする上、そんな集団がいくつもあるのでもう大変(笑)

時には一歩も進めない中、冷たい風が吹いて寒さが身にしみます・・・

河口湖口から来る人が多すぎて、出発するも渋滞で動きません 全く動かないのはとても寒いのです 八合五勺 御来光館の灯りがはっきり見えてきましたよ

これだけ人が並んでたら、道に迷うこともないよな〜

と、そうそう、胸突江戸屋は、下山道と登山道の合流地点でもあるのですが、酷い渋滞を回避するために下山道を登っているツアーの団体がありました。

あちらは渋滞しないけど相当歩きづらいと思うので、どっちが良いのかは考え物ですね〜

八合五勺 御来光館、そして頂上へ

2:57(気温9℃)
本八合目 胸突江戸屋を出てから約30分、五合目からの距離6.1km(八合目から0.8km)、渋滞に苦しみながらも八合五勺 御来光館(標高3450m)に到着♪

八合五勺 御来光館ここ御来光館は頂上までの間で最後の山小屋となります。
頂上までの距離はそれほど無いので空いていればあっという間なのかもしれませんが何しろスゴイ渋滞なので時間がサッパリ読めません(汗)

ツアーできている方々がまとまって休憩しています 道幅が狭くなるつづら折れの岩場では渋滞がさらに悪化 まだまだ渋滞

3:03
御来光館を出発するも、渋滞はより一層酷くなり歩いているよりも止まっている方が長く感じられます。

後でわかるのですが、この先は岩場を登る結構厳しいルートになっており、そこで人が溜まってしまっているみたいです。

富士登山ツアーの集団もここに至ってはなりふり構っていられないらしく「各自のペースで登って頂上で集合!」といった説明がアチコチから聞こえてきます。

迎久須志神社の白い鳥居 九合目 迎久須志神社に到着。通常頂上まで後30分

3:44
御来光館を出発してから40分、500m程の距離を進んだところで白い鳥居が見えてきて、その先に迎久須志神社(標高3560m)があり九合目に到着です。

街の灯り・・・ではなく、下から登ってくる登山者の灯りです 広場を見つけては休憩しているツアーの皆様 最後に真っ直ぐな岩場を登っていくと・・・!

ふと振り返ると眼下には富士山裾野の街の灯り・・・ではなくて、これから続々と登ってくる方々のヘッドライトの灯りが続いていました(笑)

九合目を過ぎた辺りから道は岩登り的になり、急斜面を登るキツイ道のりとなります。

そしていくつかのつづら折れを繰り返し、最後にちょっと長い直線を登っていくと、前方にぼんやりと白い鳥居が・・・!

頂上に到着、御来光は!?

4:46
日の出まで後15分というギリギリのタイミングで須走口頂上(標高3720m)に到着です!

八合五勺 御来光館を出てから約1時間40分、五合目からの距離7.2km(八合目から1.9km)の道のりを無事征服し、今年も富士登山成功です♪

渋滞で時間が掛かったように思ったのですが、空いている昼間に登った時でも1時間15分ほど掛かっていることを考えると、それほどでもないのかも?

須走口頂上 久須志神社の鳥居まで到着 この鳥居を抜けたら正面に久須志神社があり、一応の頂上です!

御来光まであと10分強だというのに、写真がずいぶん暗いですね・・・

じつは今日はかなり曇っていて、おまけに霧雨が舞っている状態。ストロボを炊いて写真を撮ると乱反射してしまいまともな写真が写らないのでこんな風なのですが、果たして御来光を見ることができるのでしょうか?

天候不良のため御来光間見ることができませんでした5:05
日の出らしい時間を過ぎましたが、太陽の「た」の字も感じることができません(T T)

なんとな〜く周囲が明るくなった気がするのですが・・・・

残念!
今回は天候不良のため御来光を見ることはできませんでした・・・

まぁ、こういう年もありますよ。だからこそ富士山は面白い♪

頂上は何しろスゴイ数の人! 久須志神社前にある「富士山山頂」の碑 山小屋もスゴイ人でここにいるのは無理と判断

明るくなって改めて周囲を見回すと、もの凄い数の人が御来光待ちをしていました。

いや〜、河口湖口の人気はスゴイと聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。正直、ここまでだと富士登山を楽しむという雰囲気ではないので、河口湖口を登るなら御来光は途中で見て、夜が明けてからゆっくり登るというスタイルの方がいいのかもしれないと思ったり。

参考:一昨年河口湖口を登ったときの様子(ゆとりある〜)

記念メダルを打刻中山小屋 東京屋の前では、富士登山を記念したメダルの打刻を実演中〜

ここでしか手に入らないし、良い記念になりそうなのでちょっと欲しいかもw

下山 お鉢巡りを諦めて〜

いつもならこの後、富士山の最も標高が高い部分である剣が峰や、火口の様子を眺めることができるお鉢巡りに出かけるところなのですが、御来光が見れなかったことと、深い霧&雨&強風で心がボッキリと折れました(笑)

もう疲れた・・・、下山しよう・・・

5:24
頂上を満喫するまもなく寒さに負けて下山スタート〜

霧がどんどん深くなってきて、下りる背中を後押ししてくれます。

須走口は、一部を除いて登山道と下山道が分かれており、下山道にあたる部分は柔らかい砂利道になっているので比較的ラクチンに下ることができます。

が、ここで油断してはりきりすぎると膝に思わぬ負担が掛かり、歩くのもおぼつかなくなるという前回の経験をすっかり忘れていました(汗)
(→下山編 最初は快調に♪

深い霧の中、比較的真っ直ぐな下山道を黙々と下ります。
視界が開けないと、気分もドンヨリだなぁ、と思っていたら、一瞬太陽が顔を出しそうに・・・

残念、また隠れちゃいました(T T)
結局、今日は五合目に下る終えるまでずっとこんな感じです。

胸突江戸屋&富士山ホテル

5:53
本八合目江戸屋まで下ってきました。

下るのはホントあっという間ですね(笑)


今朝登ったときは真っ暗でほとんど見えませんでしたが、本八合目には、胸突江戸屋の他に富士山ホテルという山小屋も建っています。

ホテル、といっても別にキレイなワケじゃなくて、単なる名前だけみたいです(笑)

頂上では寒さに負けて食べられなかったので、下江戸屋でもらった朝食をここで食べることにしました。

山菜御飯と鮭のお弁当ですがこれが結構美味しくて、下江戸屋のサービスの中で唯一お奨めできるポイントだったりします。

下江戸屋で富士宮口とはお別れ〜

腹ごしらえも済んだので、どんどん下ります。

6:17
胸突江戸屋から5分と掛からずに、下江戸屋に到着〜

ここまでは富士宮口登山道と兼用の下山道となっていましたが、ここで左右に分岐となり、須走口は向かって右側のルートを下ります。

ここで間違えると元の場所に帰れないので注意が必要です。

須走口の下山道には登山時と同様に小さな案内看板が立っているので、それに従って下れば間違えることは少ないと思います。

下山道は再び登山道と分かれて、大きく折れ曲がりながら下っていきます。

本七合目 見晴館は登山道側にあるので姿は見えるけど立ち寄ることはできません。そして、そのまま進むと「七合目 大陽館」に到着。

七合目から先は砂走り〜

6:45
七合目 大陽館(標高2920m)に到着〜
下山を始めてから1時間21分、登るときはあんなに時間掛かったのに下るのはホントあっという間ですね〜

太陽館の南側で再び下山道は分岐し、その200m程先から須走口下山道の最大の特徴とも言える砂走りが始まります♪

砂走りとは、七合目 大陽館から砂払五合目までの約2.8kmをほとんど真っ直ぐに下る爽快な下山道で、1歩で2mほど進むことができ、まさに砂の上を走るように下山することができるのです。

普通にエッチラオッチラ歩きながら下ることを考えるとこれはラクチン♪

こんな風に柔らかい砂の上を滑るように下ります。このため天気がいいと砂埃がスゴイのでマスクは必須、そしてスパッツがないと靴の中が大変なことになります。

須走口を下るならスパッツは必携です。

須走口砂走りは一気に標高を下げることができますが、途中にある「本六合目 瀬戸館」、「新六合目 長田山荘」、二つの山小屋には立ち寄ることができません。

予想以上の運動量で喉も渇くので、砂走りに入る前に十分に水分を確保しておきたいところ〜

途中、2回ほど森の中の小径を抜ける部分があったり、砂走れなくてキツイ部分があったりしながら下っていくのですが、だんだんと膝の痛みが増してきました。

楽だけど〜、結構キツイ〜
毎年思いますが、じわ〜と疲労する登りに比べて、一気にダメージが来る下りの方が辛い気がしますよ。


7:38
七合目を出てからたった50分で、標高差460mを下って、砂払五合目 吉野屋(標高2230m)にたどり着きました。

ここまで下って、「もうやりきった、おつかれ!」という気分になりますが、まだ標高差で230mほど残っており看板には「バス停まで30分」という非情な文字が書かれています(汗)

砂払五合目 吉野屋からは森の中

ブツブツ言っても登った以上下らなければいけないので、もう一踏ん張り!
砂払五合目の「下山道」と書かれた白い鳥居をくぐって五合目を目指しましょう。

砂払五合目の先は基本的に森の中のルートです
ホントは気持ちいい道のハズなんですが、足のダメージが結構酷かったりしてそれどころじゃありません。

8:07
須走口の入口にある古御獄神社に到着〜

あれれ?登るときは開いていたのに今日は神社が閉まってますね〜

古御獄神社を過ぎたら五合目まではもうすぐ!

8:11
山小屋までたどり着くと、山小屋の方々がお茶を振る舞ってくれていたのですが、なんと御殿場駅行きバスの出発時刻まで20分ほどしか有りません。

できれば座って帰りたいので余韻を楽しむまもなくバス停へGo!

下山を開始したのが5:24ですから、2時間47分ほどで下ってきたことになります。
さすが砂走りを利用すると下山はあっという間(笑)


下山後、2日間で溜まった汚れを落として帰ろうと思ったのですが、御殿場駅の近くにある「人参湯」は12:00〜営業開始とのこと(T T)

そこで、近所にお住まいの自転車友達に聞いてみたところ、御殿場線で2駅となりにある駿河小山駅近くに「小山町健康福祉会館ゆったり湯」という温泉があると教えて貰いそこでゆっくり温泉いつかってから帰りました♪

ゆったり湯の利用料は300円と格安なのに、広いお風呂で快適でしたよ〜

須走口からの富士登山を終えて

天気には恵まれませんでしたが、須走口からの富士登山も無事に終了しました♪
毎年言ってますが、今年もまた富士山の違った表情が見れたので、これはこれで楽しかった〜

須走口の感想ですが、ここ、お奨めです!

スタート地点の標高が低いにもかかわらず、比較的単一のペースで登ることができるので体的には非情に楽予想以上にラクチンなのです。

富士山玄人の方は、須走口がお奨めという話を良く聞きますが、ホントその通りです。

初心者の方にもお奨めなのでツアーではなく個人的に登る方は、須走口を選択肢に加えても良いのではないでしょうか?

須走口登山道の地図

須走口登山道の地図です。

実際に登った際のデータを元にルートを作成し、山小屋と主な見所に目印を付けています。

地図右上のコントローラーで地図の縮尺を変更した拡大したり、地図画像と航空写真画像を切り替えての表示も可能です♪


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