初心者のための富士登山ガイド > 河口湖口登山道 > 2日目 八合目?本八合目?
ところで、太子館から先の登山道の右手には赤くて平らな斜面が広がっています。
ここはかつて下山路として利用されていた「吉田大沢」なのですが、現在は落石の危険があるということで立ち入り禁止となっています。
下山路で砂走りを利用できないのは非常に辛くて帰りには結構酷い目に・・・
5:30 八合目「蓬莱館」に到着
標高は3150m
標高、3000mを突破して少したつとだんだんと高山病的な感触が現れてきました・・・
少々頭が痛いくらいなので特に問題はありませんが、これ以上悪化すると困るので高山病対策として以下の点を重視しながら進みます。
蓬莱館からの御来光の眺めは、これまたすばらしいものがあり、しばし眺めてしまいました。
蓬莱館を出発してすぐの所に「蓬莱亀岩大龍神」という真新しい石碑があったのですが、詳しいことは分からないというか考えている余裕が無くなってきました(笑)
写真で見るとよく分かりますが、この晴れ間は上下の雲の間にちょうど太陽が昇ってきたために見られたようです。
このタイミングで登れたのはある意味ツイテルよなぁ
蓬莱館から先、登山道は砂礫のなだらかなスロープ状の道に変わります。
歩きやすいけれども高度が稼げないというジレンマがありますが、考えてみればここから先はゆっくり登るべきであり、こっちの方が良さそうですね〜
蓬莱館を出発し、20分ほど砂礫の道を登るともうすぐ次の山小屋「白雲荘」です。
6:12「白雲荘」に到着
ホントは富士五湖を望む展望らしいのですが、あいにく雲海しか見えません。
6:23「白雲荘」から10分ほど登って「元祖室」に到着
「元祖室」には、富士講行者の食行身禄(じきぎょうみろく)という行者(江戸時代)を祭る烏帽子岩神社が隣接しています。
詳しいことはさっぱり分かりませんが、とりあえず覗いてみましょう(笑)
烏帽子岩神社
ほとんどの人は素通りですね〜
元祖室から富士山ホテルに向かう途中に石垣には「ガンバレ」とのメッセージ♪
極限状態で、こういった心遣いは非常に嬉しいですね
よーし、頑張っちゃうぞ!